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聴導犬
○身体障害者補助犬について
身体障害者が安全に生活するための補助を仕事にしている犬がいます。一般的に有名なのは盲導犬ですが、他にも聴導犬や生活介助犬などがいます。
盲導犬は利用者の「杖」になり、聴導犬は利用者の「耳」になり、生活介助犬は利用者の「手」になるのです。
つまり、目の見えない人に盲導犬、耳の聞こえない人に聴導犬、半身麻痺などで手が不自由な人には生活介助犬が、足りないところを補ってくれるパートナーになるのです。
○聴導犬と盲導犬
日本国内では身体障害者補助犬として認識されているのはまだ盲導犬と聴導犬くらいなので、そのことについてお話します。
名前の通り、目の見えない人や耳の不自由な人を正しく導くための犬です。しかし、犬は愛玩ペットとしてのイメージが強いせいか、日本ではまだまだこの仕事犬に対する理解が薄いような気がします。
確かにチェーン店などのスーパーやデパートでは盲導犬の入店のみだいぶ可能になってきました。店側は法律に合わせて仕方なく入店を許可しているかもしれませんが、そこを利用している他のお客さまの意識はどうでしょうか。
犬がスーパーに入ってきて広くはない通路を歩いていたら、どう思うのでしょうか。犬好きな人なら分かってくれるだろう、と言うのは大間違いです。犬が好きな人ほど厄介なこともあります。
まず、子供はたいてい犬に触りたがります。盲導犬がハーネスをつけて仕事をしている間は、利用者以外の人間が犬に触れてはいけないのです。そういったことを教わってこなかった犬は戸惑い、仕事を忘れてしまうこともあります。
聴導犬はお店に入ることは出来ません。お店の中で聴導犬が行う仕事はほとんどないからです。
また、地域によってはバスも乗れない事がありますし、バス会社ごとに定めた試験を受けて合格すれば乗れるという場合もあります。盲導犬は良くても聴導犬は出来ない、という事がまだまだ多いのが現実です。
○補助犬の使用者
補助犬を利用すべき条件を満たしている人は、全国にたくさんいます。しかし、盲導犬や聴導犬はまだまだ頭数が少ないので、順番待ちで数年は経過してしまいます。
犬の寿命は現在は15年ほどですが、シニアと呼ばれるようになる7歳頃にはこの仕事犬たちは役目を終えてしまいます。人間よりも遥かに早く年を取る犬は、人間よりも早く五感が衰えていくからです。目や鼻が衰えてきてもまだ使用者の側にいては、かえって危険が増えてしまうこともあります。
ですので2歳程度から7歳頃まで約5年間、盲導犬や聴導犬を利用してきて人にいきなり元の補助犬のいない生活に戻れというのも酷なことです。
もちろん、そういった人に優先的に新しいパートナーが選ばれます。ですので、新規で補助犬を欲しいと思って申請している人の下に補助犬がやってくるのが遅れてしまっているのです。
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